よくあるご質問

耳に関するご質問

Q 子供が中耳炎と言われましたが、中耳炎には色々種類があるのですか?
A 痛みを伴う「急性中耳炎」と、痛みはないが難聴の持続する「滲出性(しんしゅつせい)中耳炎」があります。正確な診断は耳鼻咽喉科専門医でなければできません。
Q 年をとるにつれてだんだん聞こえにくくなりました。
A 加齢による加齢性難聴が考えられます。聴力検査で診断できますので、確認されれば補聴器の適応を判断します。その他、中耳炎が原因で聞こえにくくなっている場合は治療で聴力が回復する可能性もあります。
Q 突然聞こえにくくなり、耳鳴りやめまいもするのですが?
A 「突発性(とっぱつせい)難聴」が考えられます。突然、聞こえが悪くなってしまう病気で、多くは片側のみに罹ります。早期の治療開始がその後の経過を左右しますので一日も早く受診してください。原因不明の病気ですが、生命に関わることはなく進行性でもありません。その他、めまいを繰り返す「メニエール病」の可能性もありますので耳鼻咽喉科専門医の診察が必要です。
Q 耳を掃除した後から耳が痛くなったのですが?
A 「外耳道炎(がいじどうえん)」が考えられます。耳の中は薄い皮膚で被われていて、機械的な刺激には非常に弱いので容易に炎症を起こします。稀に、重い病気が隠れていて偶然、耳掃除の刺激で症状が現れた可能性もあります。

鼻に関するご質問

Q 鼻がつまります。どんな病気が考えられますか?
A 「アレルギー性鼻炎」と「副鼻腔炎(ふくびくうえん)」が二大原因です。アレルギーはダニやペットの毛など原因になる物質が体内に入ってきて症状を起こします。スギなどの花粉が原因になっている場合を特に「花粉症」と呼んでいます。副鼻腔炎は俗に「蓄膿(ちくのう)」とも呼ばれ顔の骨の中にある空洞に炎症を起こす病気です。どちらも現在では飲み薬の治療が第一選択になります。他にも鼻がつまる原因となる病気は沢山ありますのでやはり専門医の診察が必要です。
Q 風邪と花粉症の違いは?
A 花粉の飛ぶ時期には症状のみで区別するのが困難なこともあります。一般に花粉症で高熱が出ることはありません。膿性の鼻水や痰が出ることも少ないでしょう。春先はインフルエンザの流行もありますし、風邪と花粉症の合併も珍しくありませんのでやはり早期の受診をお勧めします。
Q 花粉症にはどんな治療があるのですか?
A 根本的な治療を希望する方には舌下免疫治療をお勧めしていますが、最も一般的なのは抗アレルギー薬の季節前投与です。花粉が飛び始める2週間から4週間前に服用を始め、期間中継続するのです。この内服治療を基本とし、点鼻薬やステロイド含有薬の頓服(症状が激しい時のみ服用)を加えることもあります。他に当院ではレーザー手術も施行しています。
Q レーザー治療とはどのようなものですか?
A アレルギー性鼻炎の症状を緩和させる治療です。鼻の粘膜にレーザー光線を照射してタンパク変性を起こし、アレルギー反応を起こしにくくするものです。花粉症だけでなくダニやハウスダストアレルギーの人にも効果があります。綿花やガーゼで粘膜を麻酔した後、数分間、鼻の粘膜にレーザーを照射するだけです。外来ででき、麻酔時間も含め30分以内で終わり、痛みはありません。妊娠している方、授乳中の方にもできます。効果には個人差がありますので医師にご相談ください。
Q 舌下免疫療法とはどのようなものですか?
A ダニアレルギーとスギ花粉症の人が対象です。抗原のエキスを毎日少しずつ体内に取り入れてアレルギー反応を起こしにくい体質にしていくというものです。血液検査が必要ですので当院では中学生以上に施行しています。

のどに関するご質問

Q いびきがすごいのですが?
A 睡眠中、上気道(鼻~のどの空気の通り道)に狭い部分ができるためですその原因は様々です。ひどいいびきの場合は「睡眠時無呼吸症」の可能性があります。当院でも貸し出し簡易検査ができ、C-PAP治療を施行しています。重症になると生命に関わる病気ですので精密検査が必要です。その際は国内最高レベルの睡眠呼吸センターへ紹介いたします。
Q のどに違和感があります。どんな病気が考えられますか?
A 先ず、「がん」の有無をチェックする必要があります。「下咽頭がん」始め、のどにできるがんは早期発見が予後を左右します。しかし、最も多いのは「咽喉頭(いんこうとう)異常感症」と呼ばれる病気です。精密検査をしても何も異常が見つからず、違和感のみが頑固に続くというものですが、心理的な側面が強く、ストレスが遠因になっていることもあります。多くは原因不明ですが、漢方薬に一定の効果が認められます。他には、「のどのアレルギー」や「逆流性食道炎」、「甲状腺の病気」などがあります。当院にある電子内視鏡はこれらの診断に大きな効果を発揮しています。
Q 最近飲み込みが悪くなりました。
A 嚥下障害の可能性があります。原因は加齢によるものが多いですが、脳卒中後遺症、手術後遺症、神経難病なども考えられます。当院では嚥下内視鏡検査を施行し、リハビリ指導や専門病院への紹介をいたします。

その他のご質問

Q 耳鼻咽喉科ではどんな病気を診てくれるのですか?
A 耳、鼻、のど、首はもちろん「めまい」や「飲み込みにくい」といった症状も耳鼻咽喉科で診ます。耳鼻咽喉科は別名、「頭頸部外科」とも呼ばれ、鎖骨より上の歯、眼、脳を除く全てが守備範囲です。
Q 子供はいくつから診ていただけますか?
A 年齢制限はありません。老若とも診察室に来られる患者さん全てに対応いたします。
Q 予約は必要ですか?
A 必要ありません。診察は原則的に外来での受け付け順です。混み具合はスマホやパソコンから確認できます。
Q 駐車場はありますか?
A ありません。帷子商店街に時間貸駐車場が数か所あります。
Q 初診ですが、何を持ってきたらいいですか?
A 保険証を必ずご持参ください。現在服用中のお薬があればお知らせください。その他、初診時に必ずお聞きするのは薬物アレルギーの有無、既往歴(過去にどんな病気にかかったか?)などです。
Q インフルエンザ注射とかやっていますか?
A インフルエンザワクチンを接種しています。詳しくはホームページのお知らせをご参照ください。